③小6で英検準2級、中1で英検2級合格した子供の話
子供の英語勉強方法について書いてみます。
親として、子供に英語の勉強をどうやってさせるか、悩んでいる方も多いと思います。うちの体験談です。
数か月前、息子は、中1在学中の2017年2月に英検2級に合格しました。
2級は、高校卒業程度という基準の級です。
帰国子女のお子さんなら不思議のない級であると思いますが、息子は一度も外国に行ったことはありません。そんな息子でも合格したということで、皆さんの参考になればと思います。
1)学習歴(学校)
公文の英語を小4からスタート
小5から英検を受け始める 5級、4級を取得
小6 3級、準2級を取得
公文は小学生と同時に卒業。高校1年生レベル教材あたり。
中学入学と同時に、某英会話スクールに入れる
大人と同じコース(週一回 50分の会話コース)
中1 2月 英検2級合格
2)ほか 中1秋に中学生を対象とした伝統ある英語スピーチコンテストに参加
(入賞なし、ただし参加者60人中真ん中位のスコア)
3)費用対効果
息子の公文の料金は1教科1か月7000円ぐらいでしたので
7000円×12×3年=252,000円
英会話学校は入学金、教材費を入れて1年でだいたい180,000円
合計 432,000円
これで2級まで取得できたということは、かなり費用対効果が良いと思います。
4)なぜ英検か
英検を受けさせたのは、私が受けていたから、たまたま、なのですが、
①目標設定をするとペースメーカーになり勉強するということ
②高校入試の時に、英検を取得していると、内申書にポイントを加えてくれることが多いので
という2点です。2級合格した息子の上に兄がいますが、この兄は中3の時点で3級取得という平均的な状態でした。これだと内申点1点プラスですが、数年前の話なので、現在はもっと上級の級を持っている生徒が多いはずなので、あまりプラスにならないように思います。また、英検がマストになってくると、本来の受験勉強の前に取得しておくことが必要になってくると思います。
加えて、現在は大学でも、英検の級によっては英語の試験免除のところも多く出てきています。一橋大学などは1級取得で英語試験免除の学部がありますが、そこまで厳しくない大学であれば、大学受験時に準1級もっていると、英語の試験は免除です。
5)息子の英語勉強法 補足
息子は全く外国に行ったことがないのですが、英検1次試験の得点内訳をみると圧倒的にヒアリングが強かったです。ボキャブラリー、長文読解は受験者平均程度でした。
論説はあまり細かく読めていない印象です。ここだけだとたぶん不合格です。
ヒアリングは、帰国子女の友達とよく英語で話していること、1年間の英語会話レッスンでかなりブラッシュアップされた模様です。また、子供のほうが大人より一般的に聞く能力の取得は早い印象があります。
書きは、合格者平均は取れています。これはおそらくリスニング、スピーキングがよいため、論説の書き方さえパターンとして取得できていれば、問題なかったのだと分析しました。(2級の英作文は難しくない)
以上は1次試験で、2次試験は面接ですが、英会話スクールでの授業のやりとり程度で問題なかったようです。ただし、論旨として聞かれたことにロジカルに返答できるように事前に一緒に過去問題をやりました。
現在、英検は採点方法において、4技能(読み、書く、聞く、話す)がまんべんなく取れないと合格できない計算方法になっています。しかし、どこかに強みを作っておくことで、苦手なものの点数を下支えするということがよくわかりました。
6)くもんの効果
くもんはEペンシルという手元で音声再生できるデバイスを使ってリスニング&スピーキング練習をします。この手軽さが子供には意外に良いようです。
また、くもんは繰り返し自学自習するスタイルですが、これは語学学習には最適なのではないかと思います。繰り返して練習することを避けていては英語はうまくならないのですが、もっとほかの方法があるのではと思いがちですよね・・・。一徹な学習方法を見て、目移りせずやってよかったと思いました。
それから、テキストの内容も、良いと思います。「これむかし公文のテキストで読んだ」と息子がいうことがしばしばありましたが、社会的な話題などもけっこう扱っているようでした。
7)アウトプットの効果
息子の小学校に何人か帰国生のお友達がいて、彼らと一緒に英語で話していたことが、英語により興味を覚えるきっかけになり、また友達と自然に話すことで
スピーキングの練習になっていたようです。本人談です。
8)英語学校の効果
くもんを卒業した後、中1で英語の学校をどうしようか悩んでいた1年前の4月。
近所の英会話スクールを2つ検討し、最終的に決めた英語スクールでレベルチェックの面談をしてもらったとき、ネイティブの先生でしたが、「中学生コースに入れるともったいない、大人と同じクラスでよい」と言ってくれたことが結果的に良かったのです。定員は10名のクラスでしたが、多くても4名ぐらいしか生徒がいないらしく、先生とマンツーマンのこともしょっちゅうあったようです。プライベートレッスン状態です。大人のコースは仕事の都合などで欠席する方も多いのは自分の経験からもわかりますが、子供は基本的には塾に行きますよね?
息子は学校やほかの習い事の都合で休むこともありましたが8割ぐらいは通うことができました。やはり定期的に「学校に行く」というルーティンは学習を続けるうえで、大事です。
9)今後の学習目標
中3までに準1級を取得するよう応援していきたいと思っています。
また、英会話スクールは継続せずいったんやめました。
オンライン英会話など、もう少し安いものでやらせてみようと思っています。
(月の予算7000円ぐらい×12か月 84、000円/年間)
読んでいただきありがとうございます。質問あればメールください